家庭と両立しやすい施設形態とその特徴は？

デイサービス

デイサービスは、高齢者が日中のみ通う通所介護施設です。朝から夕方までの決まった時間での運営となるため、夜勤がなく、主婦の方にとって働きやすい施設形態といえます。特に、土日祝日が休みというところが多いので、家族との時間を確保しやすいのが魅力です。
利用者は自力での移動が可能な方が多く、身体的な負担が比較的軽いのも特徴。レクリエーションの実施や食事の介助など、日中の活動支援が中心となります。未経験の方でも始めやすい職場といえるでしょう。

訪問介護

訪問介護は、利用者の自宅を訪問してサービスを提供する仕事です。1日の訪問件数や時間帯を調整できるため、子育て中の主婦でも無理なく働けます。たとえば、「子どもの学校の時間に合わせて働きたい」「午前中だけ働きたい」といった希望も叶えやすいんです。
仕事としては、一人の利用者とじっくり向き合えるため、きめ細やかなケアを提供できます。家事援助から身体介護まで、利用者のニーズに応じたサービスを実施し、自宅での生活をサポートしていることを実感できるでしょう。

グループホーム

グループホームは、認知症の高齢者が共同生活を送る小規模な施設です。入居者は通常9名程度と少人数で、家庭的な雰囲気の中でケアを行います。スタッフ数も少なめのため、入居者一人ひとりとしっかり関わることができ、やりがいを感じやすい環境です。
日中・夜間のシフト制となっているため、自分の生活リズムに合わせた勤務時間を選べます。「週3日だけ」「午後からの勤務」など、家庭の事情に合わせた働き方ができますよ。

在籍するスタッフの人数が多い施設

スタッフが充実している施設では、急な子どもの病気や学校行事などで休暇が必要になった際にも、ほかのスタッフがカバーしやすい環境が整っています。また、業務の分担が明確で、一人あたりの負担が適切に配分されているため、無理なく働き続けられるでしょう。
特に大規模な施設では、教育体制が整っていることも多く、未経験からでもステップアップしやすい環境です。「将来的にキャリアアップしたい」という方にもおすすめですよ。
介護の仕事といっても、施設によって特徴はさまざま。自分の生活スタイルに合った施設を選ぶことで、家庭との両立を実現しながら、やりがいのある仕事を見つけることができます。まずは各施設の特徴をよく理解したうえで、自分に合った職場を探してみてくださいね。