介護職の上手な人間関係の作り方

女性特有の人間関係をうまく渡るコツ

介護業界に限ったことではありませんが、男性が多い職場に比べて女性が多い職場では人間関係にちょっとしたコツが必要です。普段何気なくしているような会話が、ときには職場での人間関係を左右することがあります。そんなのいわれなくてもわかってるよ…と思う人もいるかもしれませんが、改めて見直してみることをおすすめします。少しの工夫が、快適な職場環境を作ることにつながります。

否定的にならない！

女性は特に、共感を求める傾向があるそうです。友人とおしゃべりしているときでも、なんとなく身に覚えがありませんか？「でも」「だって」と否定的な言葉から入るクセがある人とは、すすんでおしゃべりしたいと思えませんよね。職場でも同じことです。もしも自分の考えと違ったとしても、「そうですね」「勉強になります」と一度肯定した上で話すようにするといいですよ。
業界での経験がある人は、前の職場と比較して今のやり方を否定してしまうことにも気をつけましょう。同じ介護業界といっても、それぞれの職場によって環境に違いがあります。まずは今のやり方を受け入れ、それでも改善すべき点があると思うなら、前の職場と違うからということではなくて、「こうしてみてはどうでしょう？」とあくまで控えめに提案してみましょう。

うわさ話に注意

否定的にならないようにといいましたが、うわさ話や悪口にまで同調する必要はありません。かといって、そんなことはいわないほうがいいですよ！と真っ向から否定するのもおすすめできません。もしもうわさ話や悪口の現場に出くわしてしまったら、聞き役に徹するようにしましょう。「そうなんですか」「そういう見方もあるんですね」など、否定も肯定もしない返し方がポイントです。それでも「あなたはどう思う？」と意見を求められたときには、「そんなふうに思っているのに親切にできる〇〇さんってすごいと思います」などと相手を褒めてかわしましょう！
でも、そもそもそんな面倒な事態は避けたい…と思いませんか？そのためには、周りの人と適度な距離感を保つ必要があります。女性によくある、グループや派閥に入らないように心がけましょう。休憩は基本的に1人で過ごしたり時間をずらして帰る、飲み会など業務外の誘いも3回に1回程度の参加にする、などを心掛けましょう。ただし、いつも絶対1人でいなければならないわけではありませんし、笑顔や挨拶も忘れないようにしましょう。意固地になってしまっては、人間関係をよくするという意味で逆効果です。

お局さまとのつき合い方

どの職場にもいると思いますが、長年在籍しているお局さまとのつき合い方に苦労したことはありませんか？残念ながら介護業界でもこういった人は少なからずいます。正直、なかなか面倒な存在ではありますが、ここの関係をうまく作れると職場の居心地のよさが格段に変わってきます。
お局さまは頼られることが好きな場合が多いです。「どうすれば〇〇さんのように上手にできますか？」などと、仕事のやる気と一緒に頼っている姿勢を見せるようにしましょう。あまりやりすぎると逆効果なので、プライドをくすぐるようなさりげなさを大切に！